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5 「一枚のチケット」

「一回出てみろよ。」
「嫌です。」
学生時代、大学の監督に言われても断り続けたその大会は
今大きな意味を持っている。最後の切符はこの大会でしかつかめない。
「近畿総合」いわゆる近畿No.1決定戦である。
ただし、あくまで切符の無いメンバーの最終決戦であり、
全日本総合への切符を持っているメンバーは高みの見物である。
「勝たなければならない」個人戦ではじめて沸いたこの感情。
全日本社会人のときとは雲泥の差である。
「よっしゃーがんばろー」
今回も村山さんとのペアで参戦していた。やはり余裕である。
勝てる自信があるのだろう。だが、今回は自分にも自信があった。
頑張ったからだ。そして、何かをつかみつつあったからだ。
順調に勝ち上がり準決勝は京都の平野(耕司)・藤川(雅章)組。
学年は1つ上で大学時代何度も対戦して良く知っている2人だ。
(平野さんは高校の先輩でもある)
普段なら少しは意識して硬くなるところだったが、
この時は思いどおりに体が動く(負ける気しねぇ)。結果、問題なく勝利。
決勝での相手は早水(栄治)・村松(博)のベテランペアだ。
この時も何も意識しなかった。ただ無心にラリーに集中していた。
そして、最後の1点が入った時に全日本総合に出れるという嬉しい感情よりも、
安堵の感情が込み上がってきた。
(ようやくメンバー入りかな?)
「総合出られるじゃん」
「ありがとうございます。」
「ミックスも勝ってしまえ。」
「そうでしたね・・・」
(完全に忘れてた)
だが気持ちはすぐに切り変わっていた(やってやらぁ)。
次の日、シングルスで社会人ベスト16を取りこぼした哲ちゃんと
大谷(誠二)さんが順調に勝ちあがっていた。
同じくこちらもミックスで順調に勝っていたのだが…
ミックスには最大の強敵がいたのである。早戸・川口(桐香)組だ。
早戸さんはミックスで全日本総合優勝の実績もあるし、
川口もインカレの女子ダブルスで2連覇している子だ。
「ガンバロー」
「そうですね」
(とにかく決勝までは行かないと話にならん)
心配とは裏腹に問題なく勝ち進み、決勝はやはり早戸・川口組となった。
先に行われた男子シングルス決勝では渡辺VS大谷のNTT関西対決となり、
哲ちゃんが優勝を決めていた。そして、行われたミックス決勝。
第一ゲーム、(強えぇ)まったく相手になりません。あっという間に負け。
2ゲーム目も中盤までリードされ苦しい展開。
ここでアクシデント、貴田と交錯し鼻血が出てきたのである。
そして、少しの治療のあとなぜかとても冷静だった。
(クロスに抜かれすぎてるんや…)
「貴田、クロスだけでいい、止めてくれ」
指示したとたんバンバン止めてくれる。
おかげで、どんどんロブがあがってくるようになった。
(打てたら勝てますわ~)
その後もお互いが仕事をこなし逆転勝ち。
ミックスでも全日本総合出場を決めたのである。
そして、このミックスがよりバドミントンの世界を広げてくれること
になるとはこのときは想像していなかった…。

テーマ : バドミントン
ジャンル : スポーツ

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なつかしっ!!

v-16近畿総合の激戦 今となっては懐かしいねえ。v-48
社会人でなかなか勝てなった僕にとっても鬼門でしたわ。v-40
この大会では絶好調のO谷先輩に初黒星を喫してだいぶへこまされましたわ。

回顧録面白いね。連載楽しみにしてますわ。

PS日曜日の練習もよろしくね。明後日からKOREA行って来ます。

近畿総合って…

どもども。お世話になってます。
当時は学生が勝てる大会ではなかったんですがね~。

近畿の社会人のレベルが年々低下してる事実に愕然です。
NTT西日本にも責任は…


あるとおもいます!(by 天津・木村)
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ジャンボーグ

Author:ジャンボーグ
---バドミントン経歴---
唐崎中(滋賀)
比叡山高(滋賀)
京都産業大(京都)
NTT関西(大阪)
NTT西日本大阪(大阪)
大阪トリッキーパンダース(大阪)

現:無所属(大阪府実連)

利き腕 : 右
ラケット : Babolat SOLAR 2

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