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プロローグ

1996年春、中学・高校・大学と全国実績皆無・・・
関西大学界でのみソコソコの男が日本リーグチームに参入した。
波乱万丈の実業団バドミントン人生の幕開けである。

事の始まりは1995年大学4回生の春。
当時就職活動を開始したばかりのその男は関西リーグの春季リーグを
捻挫した足を引きずりながら試合で奮闘していた。
「あの人だれ?」
試合後、大学の監督の横に一人の男が立っていた。
「知らん。監督の知り合いみたいやで」
チームメイトも知らないその人は、少し監督と話した後去っていった。
数日後の練習に珍しく監督がやってきた。来るなり呼びだされると
「おまえ、一度NTT関西に練習行ってこい。」
「え?なんでですの?」
「何人か連れて行っていいから行け!」
「ええ~っ嫌ですよ~」
さすがに『NTT関西』の名前は知っていた。
すごく強いチームということだけは・・・。
ただ、自分とはまったく関わりの無いチームであることは間違いない!
さらに数日後、朝早く京都を出発した後輩2名を乗せた車は
守口の体育館前にて駐車場のチェーンが降りていない理由が分からずに
右往左往していた。
「もう帰ろうか?」
「帰りましょう。」
後輩2名は即答。違う体育館だったと自分に言い聞かせ帰ろうとした時
一台の車がやってきた。
「もうすぐ開くから」
その顔は大変見覚えのある顔で昨年までの近畿大学エースの岸田(明宏)さん
だった。何度も関西の試合でやられている人であり、さすがに知らないわけが無い。
そうして、練習開始。ゲーム練習ということでまずダブルスをさせていただいた。
相手は村山(友二)さん・渡辺(哲義)さん。後輩の秋山(龍修)と組んで対戦。
ファイナルのもつれたゲームになったが勝ってしまった。
その後、シングルスを渡辺さんと行い、こちらはファイナルで負け。
さすがに強かった。
(もう帰りてーなぁ)休憩中そんなことを考えていると
奥のコートで後輩の副島(浩史)が2対1の練習でヘロヘロになっている。
(カワイソウに…)だが助ける余裕はまったく無かった。
コートサイドでは渡辺さんがリーグに来ていたあの人と話している。
すると、その人がこちらに来て静かに話した。
「来年うちでバドミントンやらへんか?」
「・・・・・・・・・え?」
「考えておいてくれ。」
どういうことだろう?頭は一瞬パニックになった。
「おまえやったらイケると思うで~」
渡辺さんも絶賛!?(…んなあほな!)
リーグを見に来ていたのはNTT関西監督の松井(峰生)さんであり、
今回の練習参加は実際の実力値をチームメンバーと比較したかったらしい。
そして、結果はどうやら合格らしい…。
「自分は喫茶店でワッフル売るんですけど・・・」
と、さりげなく希望していた…というより就職活動で好調だった
UCC(上島珈琲)での自分の将来の想像図を渡辺さんに言うと
「いや、おまえはバドミントンを続けるべきや。それにNTTだぞ。」
(確かにNTTは人気企業ランキング1位だったな…)
帰宅後、オカンに報告。
「いいやん。NTTやろ。行っときなさい。」
どこでもいいから…とか言いながらウチのオカンは実はかなりミーハーです。
「でも、実力が違いすぎるで…」
「NTTやろ、安定。安定。」
ウチのオカンは安定大好きです。
「うーん…」
さらに数日後、
「三年後目途で活躍を期待してるんや。」
松井監督は次年度以降のNTT関西の構想を話してくれた。
「自分と筑波の岡部(英朗)を取って岡部には頑張ってもらって、
その間に強くなってきてくれれば…。」
(なるほど、岡部さんはインカレ2位やしな。
3年間頑張ってあかんかったらやめて転職すればいいんや。)
「・・・では、おねがいします。」

こうして、NTTにお世話になることを決めた男は、
その後もフワフワした気持ちのまま学生生活を送っていた。
だが、この時学生気分が抜けなかったことが、
この後に苦労することになろうとは思いもしないのである。

テーマ : バドミントン
ジャンル : スポーツ

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ジャンボーグ

Author:ジャンボーグ
---バドミントン経歴---
唐崎中(滋賀)
比叡山高(滋賀)
京都産業大(京都)
NTT関西(大阪)
NTT西日本大阪(大阪)
大阪トリッキーパンダース(大阪)

現:無所属(大阪府実連)

利き腕 : 右
ラケット : Babolat SOLAR 2

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